接客業の辛さ
ちょっと愚痴を聞いてもらえますか？
やっぱり接客業じゃないですか、
それなりに気を使って仕事をしているわけで、日々大変です。
ストレスもたまります。
この間とっても厄介なお客さんが来て。
いや、お客様そのものは厄介ではなかったのですが、その人はとてもいいご老人で、ご夫人でした。
でも、ちょっと認知症が入っているのか、説明をしても理解できないですよね。
それで購入するのかしないのか、はっきり決まらなくて、僕もこの人に判断能力はないだろうと思っていたのですが、ヘルパーさんと一緒に買いにきていたので、ヘルパーさんとも話をしていたのですが、お金はたくさんお持ちのようで。
その日も、冷蔵庫を買い換えたいといって100万円の現金をもってこられていたので、これにはヘルパーさんも僕も驚きでしたけどね。
とりあえず一通り説明をするのですが、実際どれを購入するのかわからないままで。
家族さんに連絡をして決めてもらおうとするのですが、家族には連絡してもらいたくないの一点張りで。
ヘルパーさんも、家族さんとはうまく言ってないからあまり連絡をしないほうがいいといいます。
100万円で購入できる冷蔵庫をちょうだいといわれたのですが、100万円もあれば、家電を一式そろえることもできてしまいますよ本当にね。
設置完了後に一本の電話が…
で、結局悪い店員だったら、一番高いものを売りつけて店の売り上げに貢献しようとか思うのかもしれませんが、家の状況とか一人暮らしで、どんなものを食べているのかとか聞いていたら、そんなに大きなものはいらないし、でも冷凍食品を結構よく召し上がっていることがわかったので、冷凍庫は大きめがいいのかな、なんていいながら3時間以上時間をかけて一緒に選んで購入してもらいました。
週末配達で設置もしてもらうよう荷手配して。
僕としてはいいことをしたと思っていたのですが、その週末、1本の電話がかかってきました。
その人の家族さんからです。
息子さん夫婦からの連絡だったのですが、返品したいとのことで。
土曜配達で、すでに設置済みで、中にいろいろもう入れて使っていますし、日曜日は翌日ではありますが、すでに開封して使っている時点で返品はできませんから、そのことについて伝えると、購入する意志はなかったというわけです。
でもお金を持って現に店に来ている時点で購入されたことは間違いないですが、やはり認知症が入っていたようで、自分で判断するのは難しかったようです。
でもこちらはそんな事情は知りませんし。
しかも話を聞いているとヘルパーさんもわかっていてつれてきたようで。
それならヘルパーさんとの話し合いにしてもらったらいいのに、結局本社にまで連絡が行って返品できるのかできないのか、その協議を今している最中ですよ。
僕悪いことしてないのに！